皮膚の病気

夏になると、海に行って日焼けをする人も多くなってきますが、
日焼けは時には皮膚の病気をもたらすことがあります。

皮膚が焼けるのは、多くの紫外線を浴びることで焼けるのです。
紫外線は浴びすぎると、皮膚にシミやシワを造る原因となります。
また、皮膚ガンの発症原因になることもあります。
特に、シミやシワは30代後半くらいから、一気に表れ始めます。
これは、若い時に浴びた紫外線によって、肌のメラニン色素が沈着するためです。
ようするに、肌の老化現象が起こることで、表面に出てくることになるのです。

若い時はシミもシワもあまり気にしませんが、後に、後悔する人も多くなります。
そして、10年前に比べると気温の変化も著しく、真夏は35℃を越える日が多くなってきました。
そのため、紫外線量もはるかに多くなってきており、
最近は、夏になると、日焼け対策が定番とされ始めました。

また、ドラッグストアなどでも日焼け対策用のコーナーが設けられるようになり、
日焼け止めクリームやローション、美白効果のある乳液なども多く販売されるようになりました。


  

日焼けサロンの全盛期

「歴史は繰り返す」とよく言われますが、時代の変遷というものは大変面白いもので、
一度、流行したものも、ある程度の期間を置くとまたブームが到来する、
という仕組みになっています。

90年代後半~2000年前半にかけて、世間では色黒ブームとなりました。
人によっては「ガングロブーム」という方が、聞きなれているかもしれません。

多くの人が日焼けサロンに通い、あえて、肌を焼くことで色黒になりました。
当時は、肌を焼くことがカッコイイと思われていたからです。
また、若い女の子が言うには、「色黒の方が痩せて見えるから」という理由もありました。

色黒ブームの発祥は、歌手の安室奈美恵さんの影響が強い、といわれています。
当時、「アムラー」と呼ばれる、安室さんのファッションを真似た女性で街は溢れ、
社会現象にもなりました。
また、女性の眉が細くなったのも、安室さんの影響だといわれています。

色黒が流行するまでは、日焼けサロンも注目を浴びていませんでしたが、
色黒ブームとともに日焼けサロンを開店する人も多くなりました。


日焼けサロンの利用客

日焼けサロンに通う客層は、時代とともに変わってきました。

ガングロブームが到来した90年代後半は女子高生が多く、
それから、ガングロを真似た「モリオ」なる若い男性が増え、
最近では、色黒にすると健康的に見えることから、中年男性の姿も見られるようになりました。

特に、日焼けサロンが多く点在している地域は、東京です。
東京には通勤などで多くの人が集客するため、日焼けサロンは、どこも混雑しています。
ただ、ガングロブームの頃よりは、だいぶ減ってきてはいるものの、
一部の間での人気はまだまだ健在です。

また、小さい子どもを連れた若いお母さんの姿も見られます。
ガングロブームを女子高生として過ごしてきた人たちは20代後半になり、
結婚し、子どもを産んでいる人も多いのです。
日焼けサロンに通う暇が無くなった、ということで、一時は遠のいていたのものの、
子どもを産んで少し落ち着いたところで、また通うようになった、という人も増えてきています。

このようなことから、第二のガングロブームが再来するかと思われているところもありますが、
最近は、美白ブームとなっているため
ガングロブームの再来までは、まだまだ時間がかかるでしょう。

日焼けサロンに通う目的

日焼けサロンに通う人の多くは、見た目を気にして通うことが多いのですが、
最近は、健康的に見える、という理由で通う人が多くなってきています。

世間では、美白ブームとなっているのですが、
色白だと不健康そうに見えたり、活発に見えなかったりすることもあるため、肌を焼く人もいます。

特に、男性で色白の人は、周囲にあまり良い印象を与えません。
就職の面接でも、弱々しい印象を与えてしまうことがあります。
さらに、痩身の人でしたら、なおさらです。

そのようなことから、わざわざ日焼けサロンに行って、肌を焼く男性の姿が見られます。
しかし、あまりにも肌を焼いてしまうと、かえって、遊び人風の印象を与えてしまうこともあるため、
適度な加減が必要となります。

若い男性で色黒の人は、たいてい、ホストや水商売系で働いている人が多いです。
または、サーファーなど、スポーツをしている人のイメージが強い、といえるでしょう。

スポーツをしている人として見られるのなら良いのですが、
水商売系に見られてしまうと、印象は良くありません。

また、中年男性が肌を焼くと、若々しく見えることがあります。
若返り法のひとつとして、日焼けサロンを利用する中年男性も増えています。

日焼けサロンの仕組み

日焼けサロンで肌を黒く焼くには、どのような方法で行っているのか、
訪れたことのない人にとっては未知の世界です。

日焼けサロンの多くは、「タンニングマシン」と呼ばれる、肌を焼く専用の機械があります。
人間一人が入れるような大きなもので、カプセルのようになっています。
上部にフタがあり、中に入っている間はフタが閉じられます。
そのため、閉所恐怖症の人は、怖い思いをすることがあります。

カプセルの中は、紫外線と同じ光線が出るようになっており、その光を浴びて肌を焼きます。
日焼けサロンに通う人は、だいたい、全身をムラなく焼きたい、という人たちばかりなので、
全身均等に焼けるよう、光があてられます。

この機械には段階があり、ガングロのように焦げた感じの日焼けをしたい人は、
さらに上の段階の、光が強い機械に入ることになります。
希望する段階の日焼けができるようになっているのです。

ただ、1回通うだけでは十分な色に仕上がらないため、何度か体験することになります。

サロンによってさまざまですが、
10日間のうちに3~4回くらい通うと、それなりの日焼けができるようです。